・PDF ・感想ページへ (11件) ・アクセス解析 ・お気に入りの追加
推薦作品:けもののきろく(第2版) 原作:原作:けものフレンズ
まず、ストーリーがしっかりしていることは前提だから安心して欲しい。独自解釈を織り交ぜたオリジナルのけものフレンズ世界を楽しめる。描写も嫌というほど細かく、容易に情景が想像できること請け合い。それでい... (全文表示)
まず、ストーリーがしっかりしていることは前提だから安心して欲しい。独自解釈を織り交ぜたオリジナルのけものフレンズ世界を楽しめる。描写も嫌というほど細かく、容易に情景が想像できること請け合い。それでいて無駄な部分はなく、一番細かいのは戦闘描写である。何よりこの小説を代表する特徴は『啓蒙』『自動Wikipedia』とでもいうべき注釈にある。Wikiを調べただけでは書けないような細かい情報が載っており、明らかに本人の知識に裏付けられたものである。ちなみにリンク元も載っている。それを検索できるだけで前提知識があることは間違いないと言える。注釈なので読み飛ばしても構わないし、読み込んでもいい。当方のようなけものフレンズファン兼知識中毒者には非常に目の毒である。 毒だけに。▼読む際の注意事項など・主人公は賢いのだがあまりにも頭が硬い。非科学的なモノを信じきれないタイプである。まあ序盤だけなのだが。・独自解釈が多めみなさんの脳内ジャパリパークとは解釈違いがあるかもしれない。しかし、アニメ世界のだいぶ後の話のようなので辻褄が合わないわけではない。むしろフレンズの生活により密着した描写と言えるだろう。
推薦:ふるびうす 評価:☆ (参考になった:3/ならなかった:0)
推薦作品:怪物と迷宮 原作:原作:ようこそ実力至上主義の教室へ
この作品は嘘喰いという漫画に登場した警察の密葬課という厨二病心くすぐられる組織の一員である箕輪勢一が高校生となり(外見はどうみても中年おっさんだが)『ようこそ実力主義の教室へ』というライトノベルの世... (全文表示)
この作品は嘘喰いという漫画に登場した警察の密葬課という厨二病心くすぐられる組織の一員である箕輪勢一が高校生となり(外見はどうみても中年おっさんだが)『ようこそ実力主義の教室へ』というライトノベルの世界へ転生するクロスオーバー作品である。よう実は高校生達が主役のライトノベルだが、嘘喰いは暴力描写が多くある週刊ヤングジャンプという通常ならあり得ない組み合わせだが、この作品は、登場人物や世界観が綿密に書かれていて、違和感なく読むことが出来る。この作品の長所はなんといっても丁寧で重厚な戦闘描写だろう。飄々とした態度のくたびれたサラリーマンのような冴えないおっさんである箕輪勢一からは考えられないほどの圧倒的な暴力が放たれるのは、非常にそそられるものがある。また、豊富な語彙による箕輪のリアルな暴力描写、龍園、アルベルト、伊吹や須藤との戦闘描写を表現できる著者には感心を通り越して感動すら覚える。この作品は佐倉という女子生徒がストーカーに悩まされるのだが、原作のよう実とは大きく異なる方法で解決するので、「まさかこんな方法で解決するなんて‼︎」と間違いなく原作のよう実を読んだ人は驚くだろう。実際私も発想の斜め上をいく方法で解決され、非常に驚いた。是非読んでみてほしい。そして、箕輪のみが無双するのではなく、龍園と協力して学園を支配するという洗練された構図も非常に素晴らしい。まさにお手本のようなクロスオーバーだ。龍園や箕輪たちが属するCクラスの計略、それに対する綾小路や堀北たちの策略のぶつかり合いから目が離すことができない。原作を知らなくても充分に楽しめる作品だが、知っていればより一層読み応えがある。読了後に貴方は間違いなく箕輪勢一に夢中になっているだろう。▼読む際の注意事項など暴力描写あり
推薦:天真征一 評価:★ (参考になった:10/ならなかった:0)
同原作推薦一覧