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推薦作品:月に寄りそう乙女の作法 Nomadic Rapunzel 原作:原作:月に寄りそう乙女の作法
月に寄りそう乙女の作法の主人公、大蔵遊星が女性として生まれたら、というIFもの。作中で不思議な力でTSしたとかではない。これ自体は公式エイプリルフールの一発ネタでもやっており、本作はそれを本格的な話... (全文表示)
月に寄りそう乙女の作法の主人公、大蔵遊星が女性として生まれたら、というIFもの。作中で不思議な力でTSしたとかではない。これ自体は公式エイプリルフールの一発ネタでもやっており、本作はそれを本格的な話に仕上げているもの。女性として生まれた遊星こと大蔵朝日は、性別が女性ということもあり、辿る人生が違う。一番の違いは、母親と離された先が原作のワイン倉庫ではなく、続編のヒロインであるメリルがいる修道院であるという点。これにより、原作で一番大事な出会いと言っていいジャンとの出会いがなくなり、先が読めない展開になっている。本編よりも続編キャラとの出会いが早まり、この変更点も面白く読める。文章は原作の雰囲気をよく踏襲しており、基本的に主人公目線の一人称な文章。時折、別キャラの視点がはさまるのが、原作とは違う点だか、それが話の深みを出していて良い。▼読む際の注意事項などまだ完結しておらず、若干更新頻度も少ないが、個人的に頑張った頂きたい。この原作作品の二次は少なく、自分のつり乙作品への情熱が再燃したこともあり、推薦。
推薦:キンジット 評価:☆ (参考になった:4/ならなかった:0)
推薦作品:recadero de domingo(日曜日よりの使者) 原作:原作:機動戦士Zガンダム
モビルスーツ開発の物語というとMSIGLOOを思い浮かべるが、この作品はそれに近いところがある。ただ大きく違うのは、二人の主人公の立ち位置だ。モビルスーツを開発する者は戦争と向き合っておらず、戦... (全文表示)
モビルスーツ開発の物語というとMSIGLOOを思い浮かべるが、この作品はそれに近いところがある。ただ大きく違うのは、二人の主人公の立ち位置だ。モビルスーツを開発する者は戦争と向き合っておらず、戦争を商機としか考えていなかった。対して、モビルスーツのテストパイロットは戦場の中で生きており、二人は対立する。だが、モビルスーツ開発を通じて、戦争と向き合うことで次第に信頼関係が芽生えていく。が、そう簡単に物語は進まない。二人を待ち構えていたのは残酷な現実であった。Zガンダムをご存じの方はマラサイについては知っておられると思うが、それが初めはエゥーゴに供給されるという話はメジャーとは言えない。どうしてマラサイはティターンズの元に渡ってしまったのか。モビルスーツ開発秘話であるこの作品は、そこにスポットを当てながら、人が分かり合っていく様を丁寧に描いた物語だ。▼読む際の注意事項などヒューマンドラマがメインの話なので、戦闘描写はガンダムの二次創作では少なめである。
推薦:アラタナナナシ 評価:☆ (参考になった:4/ならなかった:0)
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