ハーメルンには良くあるオリ主×既存キャラの恋愛モノといったもの。この作品のお相手は穂乃果。

この作品の評価したい部分は既存キャラクターの魅力を引き出しつつ、主人公に魅力があることだろう。

主人公は...
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ハーメルンには良くあるオリ主×既存キャラの恋愛モノといったもの。この作品のお相手は穂乃果。

この作品の評価したい部分は既存キャラクターの魅力を引き出しつつ、主人公に魅力があることだろう。

主人公は2chのようなスレを使う程度には知識があり、誠実で、少し変態チックな願望を持つごく一般的な男子である。
しかしそんな普通の男子が本来持つべきであろう「葛藤」があることは実は二次創作ではあまり見られない素晴らしい部分であると思う。

舞台を原作の未来に据えているのも個人的には高評価。想像の余地がある部分に想像を入れるという二次創作の王道でもある。

さらにもう一つ。本来ならプロ以外がやるべきではない難しい要素であるラブコメをある程度完成の形に持って行っていることは素直に素晴らしいと思う。

▼読む際の注意事項など
ここまで褒めたがやはり文体には多少稚拙な部分（表現過多もしくは過少）があったり、そもそもこういった類が嫌いな人はとことん嫌いなものであることは間違いない。題材の時点で読者を選ぶ作品でもある。

【文章、ストーリー、描写などについての紹介など】

作者さんのタグの付け方が、ビミョーに間違ってますｗ
一言で表すなら『小泉花陽（かよちん）の成長物語』です。
タイトルから作者さんが花陽推しであること...
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【文章、ストーリー、描写などについての紹介など】

作者さんのタグの付け方が、ビミョーに間違ってますｗ
一言で表すなら『小泉花陽（かよちん）の成長物語』です。
タイトルから作者さんが花陽推しであることは容易に想像付くかと思いますが、テーマは『実は彼女こそがμ’sの中心人物なんだ！！』です。
…というと、花陽推し以外の人は引いてしまうかも知れませんが、そんなことはありません。

『希編』『真姫編』『にこ（英玲奈）編』『穂乃果（雪穂）編』『誕生日編』『ことり編』『みんな大好き（海未、絵里）編』と分かれており、基本的に『ラブライブ！（無印）のアニメ第2期～劇場版』に沿って各章進みます。

『にこ編』まではオリジナルストーリーで…『穂乃果編』からは作者さんが『アニメにおける時間軸の歪み（？）や諸々の矛盾（？）』を正しながら、新解釈で『エピソードを追加・修正・補完』しており、ラブライブファンなら充分楽しめる内容になっていると思います。

個人的には『利き米コンテスト』から『強制ダイエット』への流れなどは上手いなぁと思いますし、『餅付き大会』や『取り乱す絵里』のエピソードなどは、すごく好きです。

よく見ると各章がアニメ放送時のタイトルだったり、作中にWRのPVを絡ませたり、色々小ネタも仕込まれています。

作者さんが現在連載中の『オレとつばさと、ときどきμ’s』という小説は、この作品の続編です（こちらもお薦めです！）。
本作からのエピソードも多数流用されているので「どちらも未見だよ」という方には、まず、この『～花陽ちゃんへの…』から読んで頂きたいですねぇ。



【読む際の注意事項など】

最初の『希編』は百合展開で、少しだけエッチなシーンがあります。
なので、エロが苦手…という方は『真姫編』から読んでも良いかもしれません（ですが、実際は希編もそこまでいやらしくはありません）。
読み進めていくと、繊細で壊れやすく易く、それでいて優しさに溢れているメンバーの心情を、丁寧に描いた作品だと気付くハズです。

なお本作で希は、一貫してレズっ気たっぷりのキャラとして描かれておりますが、もっと『のぞぱなのカラミを見たい人』は連載中の別作品（R-18）で楽しめます。